※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
昼休みに「キャリア相談 無料」と検索してみたけれど、どれが自分向けなのか分からず、そのまま画面を閉じた。仕事のこれからを誰かと話したい気持ちはあるのに、どこへ行けば何を話せるのかが見えない。
相談先は、何を決めたいかで変わります。求人を見ながら考えたいなら、転職エージェントかハローワーク。動くかどうかから考えたいなら、国の無料のキャリア相談か、有料のキャリアコーチング。今の職場のままで働き方を変えたいなら、会社の中の相談先です。選ぶ前に、決めたいことを一行にしておくと、行き先がしぼれます。
お金や家族、体調など、仕事以外の悩みも含めた相談先は悩み別の相談先ガイドにまとめています。この記事では、仕事の相談先だけを比べます。
相談先を選ぶ前に、決めたいことを一行にする

同じ「キャリア相談」でも、話したい中身は人によって違います。段階でいうと、だいたい次の3つのどれかです。
一つめは、今の職場で続け方を変えたい段階。辞めたいわけではない。でも仕事量や在宅の日数、異動など、働き方のどこかを変えたい。
二つめは、動くかどうか迷っている段階。辞めたい気もするし、残ったほうがいい気もする。自分が何をしたいのかも、まだはっきりしない。
三つめは、転職先を探したい段階。会社を移ると決めていて、求人を見ながら応募先や書類の相談をしたい。
段階が分かると、相談先の候補は二つか三つに減ります。自分でもよく分からないときは、「動くかどうか迷っている」に入れておけば足ります。
相談に行く前に、次のことをスマホのメモ帳に書いておきます。
- 決めたいこと(「半年以内に、今の会社に残るか動くかを決めたい」くらいまで絞る)
- いまの状況(担当している仕事、勤めて何年か、続けたい点とつらい点)
- いつまでに決めたいか
- 有料のサービスも考えるなら、払える上限の金額
- 相談先に聞きたいこと
決めたいことは、うまく言葉にならなくてもかまいません。「何がしたいのか分からないので、それを一緒に考えたい」でも一行として通じます。相談の時間は限られています。メモがあれば、最初の数分から自分の話したいことを始められます。
経歴や考えを書き出す形として、国が用意しているジョブ・カードという様式もあります。これまでの仕事や、これからやりたいことを決まった欄に沿って書くもので、学生・在職中の人・求職中の人が使えます。厚生労働省のサイト上で作るか、様式をダウンロードして書く形です(2026年10月時点、公式サイトの表示)。このあと出てくる国の無料のキャリア相談では、ジョブ・カードを事前に作っておくことが前提です。
相談先の違いを、ひとつの表で
上から順に良い、という並びではありません。
| 相談先 | 費用 | 求人紹介 | 合う段階 |
|---|---|---|---|
| 会社の中 | 無料 | なし | 今の職場で変えたい |
| 国の支援センター | 無料(1回60分) | なし(公式の記載) | 動くか迷っている |
| ハローワーク | 無料(求職申込みが必要) | あり | 転職先を探したい |
| 転職エージェント | 求職者は無料が一般的 | あり | 転職先を探したい |
| キャリアコーチング | 有料(無料体験ありも) | サービスによる | 動くか迷っている |
国の支援センターは、対面かオンラインを選べます。ほかは会社・地域・サービスによって違います。国の窓口の欄は、2026年10月時点の各公式サイトの表示です。転職エージェントとキャリアコーチングの欄は一般的な仕組みで、条件はサービスごとに違います。
「動くかどうか迷っている」段階には、国の無料の相談とキャリアコーチングの二つが並びます。国の無料の相談で一度話してみて、もっと時間をかけたいと感じたら有料を考える、という順番もあります。最初から回数を決めて伴走してほしいなら、キャリアコーチングから調べ始めてもかまいません。

会社の中で相談する(上司・人事・産業医・社内の窓口)
今の会社に残るつもりで、担当や働き方を変えたい人に向いている相談先です。会社の中の人は、部署の事情や使える制度を知っています。「この会社で何が変えられるか」を具体的に聞けるのは、社内ならではです。
反対に、辞めるかどうかを会社に知られずに考えたいときや、悩みの相手が上司そのものというときは向いていません。その場合は、次の章の会社の外の窓口から考えます。
話す相手は、中身で分けます。上司には、業務量や担当の割り振り。「この作業が週に何時間あって、ほかの仕事が止まっている」と仕事の話として伝えると、相手も動きやすくなります。人事には、異動の希望や、時短・在宅などの制度の使い方。産業医がいる会社なら、体調と働き方の両方にかかわること。社内の相談窓口は、上司に言いにくい話の入口になります。
定期的なキャリア面談の制度がある会社もあります。制度は会社ごとに違うので、就業規則や社内の案内で確かめておきます。
話す前に、相談した内容が誰にどこまで伝わるのかを聞いておいてかまいません。「この話は、上司にも伝わりますか」と最初に一言確かめると、どこまで話すかを決めやすくなります。
人間関係のつらさや、ハラスメントかもしれないと感じることが続いているときの相談先もあります。職場の人間関係に疲れた30代への「ひとりで判断しなくていいとき」にまとめました。眠れない日が続く、朝に体がついてこない。そういう状態なら、相談先を選ぶより先に、休むことと医療機関への相談を考えてください。
国の無料の窓口を使う
国の窓口は無料で、在職中でも使えます。会社の外で話せるので、まだ誰にも言っていない段階でも相談しやすい場所です。地域によっては、自治体や都道府県の相談窓口もあります。
キャリア形成・リスキリング支援センター
厚生労働省の事業として行われている、無料のキャリア相談です。キャリアコンサルタントが面談で一緒に考える形で、職業紹介は行っていないと公式サイトに書かれています。
2026年10月時点の公式サイトの表示では、対象は在職中の人と求職中の人で、費用は無料。1回60分で、対面またはオンラインで行われます。申し込みはキャリア形成・リスキリング支援センターの個人向けページのフォームから。受付は月曜から金曜の8時30分から17時15分(祝日と年末年始を除く)です。
相談の前に、ジョブ・カードを作っておくことが前提です。ただ、記入できるところまででよい、という案内もあります。全部埋まっていなくても申し込めます。
相談の例として挙がっているのは、「今後のキャリアになんとなく不安がある」「リスキリング(仕事のための学び直し)で仕事の幅を広げたい」などです。年齢の条件は書かれていませんでした。
向いているのは、動くかどうかまだ決めていない人や、学び直しも含めて考えたい人です。お金をかけずに、一度人と話してみたい人にも合います。すぐに求人を見たい人には向いていません。何回まで相談できるかは公式サイトに見当たらなかったので、続けて相談したいときは申し込みのときに確かめてください。
ハローワーク
ハローワークは仕事探しの公的な窓口ですが、会社を辞めていなくても使えます。富山労働局のページでは、在職中でも仕事の相談や紹介を無料で受けられると案内されています。そのためには、無料の求職申込みが必要です(2026年10月時点)。求職申込みは、窓口のほかハローワークインターネットサービスからも始められます。
相談の形は地域によって違います。たとえば神奈川のハローワークは、在職中の人に夜間・土曜日のオンライン職業相談を案内しています。窓口の時間やオンライン相談のあるなしは、お住まいのハローワークで確かめてください。上の支援センターの相談を、ハローワークの中の窓口で受けられる地域もあります。
向いているのは、転職先を探す段階で、公的な窓口で求人を見ながら相談したい人です。まだ動くかどうか決めていないなら、上の支援センターのほうが話の中身が近くなります。
講座の受講費用の一部が戻る国の制度(教育訓練給付)について、対象になるかを確かめる先もハローワークです。制度のあらましは30代からの学び直しの記事にあります。辞めたあとのお金の不安への向き合い方は、前向きに離れるという選び方のよくある質問に書いています。
転職エージェントは、求人を見ながら相談したいときに
転職エージェントは、求人の紹介と、応募から内定までの手伝いをする民間のサービスです。求職者は無料で使え、採用が決まったときに企業側が費用を払う形が一般的です。そのぶん、相談の中心は応募する求人選びと、書類や面接の準備になります。
向いているのは、転職すると決めた人や、自分の業界でどんな求人が出ているのかを知りたい人です。動くかどうかから考えたい人や、今の会社に残る道も同じ重さで考えたい人には、話の中身が合いにくいかもしれません。エージェントがよくないのではなく、得意な話が違うのです。
行く前に用意しておくのは、これまでの仕事の書き出しと希望の条件、動く時期の三つです。仕事の書き出しは、ジョブ・カードや最初の章のメモがそのまま使えます。希望の条件は、勤務地や働き方、収入の下限などのゆずれないものだけで足ります。「半年以内に考えている」と時期がまだ先なら、最初にそう伝えておくと、話の進み方を合わせてもらいやすくなります。
辞めることは決めたのに、会社に言い出せずに止まっているなら、仕事を辞めたいのに言えないときが近い内容です。
キャリアコーチングは、有料でも時間をかけて整理したいときに
キャリアコーチングは、本人が料金を払って受けるサービスです。決まった回数の面談を通して、働き方や大事にしたいことを整理します。企業から費用を受け取る転職エージェントとは仕組みが違い、求人の紹介をしないと明記しているサービスもあります。
無料の体験のあとに、有料プランの提案を受ける流れのサービスがあります。申し込むかどうかは、その場で決めなくてかまいません。料金・回数・期間・途中でやめるときの扱いを、公式サイトで確かめてから決めます。
向いているのは、国の窓口で一度話してみて、もっと時間をかけたいと感じた人。転職と副業、今の会社に残る道を並べて考えたい人です。費用をかけたくない人や、求人の紹介を受けたい人には向いていません。
無料体験の前には、最初の章のメモに加えて、払える上限の金額と体験のあとに聞きたいことを書いておきます。聞きたいことは、料金・回数・期間・やめるときの扱いの四つ。体験の最後にこれを聞くつもりで行けば、その場の流れだけで決めずに済みます。
キャリアに特化したパーソナルトレーニング【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】動くかどうかから、時間をかけて考えたいときは
求人を見る前に、これからの働き方を人と話しながら整理したい人には、キャリアコーチングのPOSIWILL CAREERがあります。公式サイトでは、求人紹介を行わないキャリアのコーチングサービスで、転職エージェントではないと案内されています。流れは、45分の無料体験のあとにプランの提案があり、有料のトレーニングは60分の面談を10〜15回行う形です(2026年10月時点、公式サイトの表示)。料金や途中でやめるときの扱いは、下のリンクから開く公式サイトで確かめてから決めてかまいません。この記事からのお申し込みは、20〜39歳の方が対象です。
よくある質問
今日は、決めたいことを一行だけ、メモに書いておく。どこに相談するかは、その一行を見てから選べば間に合います。
参考にした公式情報(いずれも2026年10月18日に確認)
- キャリア形成・リスキリング支援センター https://carigaku.mhlw.go.jp/ /個人向け https://carigaku.mhlw.go.jp/icc/
- ハローワークインターネットサービス https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
- 富山労働局「在職中であっても仕事の相談や仕事の紹介を無料で受けることができます」 https://jsite.mhlw.go.jp/toyama-roudoukyoku/riyousha_mokuteki_menu/shurouchu/oshirase/_119703.html
- 神奈川のハローワーク オンライン職業相談の案内 https://jsite.mhlw.go.jp/kanagawa-hellowork/syokusou_yoyaku_guide_00002.html
- ジョブ・カード(厚生労働省) https://www.job-card.mhlw.go.jp/
- POSIWILL CAREER 公式サイト(この記事の広告リンクから開くページ)







