遠距離がめんどくさいのは冷めたから?連絡がしんどい時の伝え方と続けるかの決め方

遠距離がめんどくさい

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22時。今日も電話の時間です。出たくないわけじゃないのに、スマホに彼の名前が光るのを見て、少しため息が出る。会いに行く週末が近づくと、新幹線の時間を調べるのが億劫になっている。そんな自分に気づいて、「もう好きじゃないのかな」と不安になったのかもしれません。

めんどくさいと感じたことと、相手を好きかどうかは、いったん分けて考えていい。遠距離の負担は、気持ちの量とは別のところから来ていることが多いからです。先に連絡や会い方の形を変えてみて、それでも気持ちが戻らないなら、そのときに続けるかを決める。この順番で考えるための材料を並べました。

目次

「めんどくさい」は、冷めたサインとは限らない

金曜の夜、仕事でくたくたになって帰ってきた。ごはんもまだなのに、「今日どうだった?」のLINEに返事を書かなきゃ、と思った瞬間に手が止まる。

近くに住む恋人なら、会って顔を見れば済むことがあります。今日あったことは週末のごはんで話せばいいし、少し元気がなくても、隣にいれば空気で伝わる。遠距離ではそれができないので、会えない分を電話やLINEで埋めようとします。毎日の電話、寝る前のおやすみ、休日の予定の報告。一つひとつは小さくても、毎日になると、仕事や家事と同じ「やらなければいけないこと」の列に並びはじめます。

面倒になったのは相手ではなく、この「やらなければいけない」の部分かもしれません。好きな人との約束でも、義務になれば疲れます。それは気持ちが薄い証拠とは限りません。

冷めたのか、疲れているだけなのか。次のことを自分に聞いてみると、少し見分けやすくなります。

  • 会えたときは、楽しいと思えるか
  • 面倒なのは、連絡なのか、会いに行くことなのか
  • 相手から連絡が来ない日は、寂しいと感じるか
  • 次に会う日や、遠距離が終わる時期が決まっているか

会えば楽しくて、連絡が来ないと寂しい。それなら、疲れているのは関係そのものではなく、続け方のほうです。反対に、会っても早く帰りたくなる、連絡が来ないとほっとする、という答えが並ぶなら、形を変えるだけでは足りないかもしれません。どちらの答えが出ても、自分を責める理由にはなりません。

何がめんどくさいのか、4 つに分ける

新幹線の窓際の席に置いた紙コップのコーヒー、窓の外は夕方の田園

日曜の夕方、帰りの新幹線の窓際の席。楽しかった週末のはずなのに、流れていく田んぼを見ながら「次は再来週か」と考えて、少し気が重くなる。この重さの中身は、人によって違います。

中身 よくある場面 形を変えれば軽くなる?
連絡の義務感 毎晩の電話で寝る時間が削れる。LINEにすぐ返さなければと焦る はい。頻度や時間帯を変えると軽くなりやすい
移動とお金 交通費がかさむ。移動で休みが半分つぶれる。いつも自分ばかりが行っている 一部は。回数や交代の仕方は相談で変えられる
寂しさの裏返し 会えないのに声だけ聞くと、かえって寂しくなる。電話を切ったあと落ち込む 話し合いが要る。次に会う日を先に決めると和らぐこともある
先が見えない いつまで遠距離なのか決まっていない。この先のことを話したことがない 話し合いが要る。連絡の形を変えても根っこは残る

いちばん手を入れやすいのは、連絡の義務感です。毎日の電話を減らしても、二人の関係まで減るわけではありません。

移動とお金は、言い出しにくい話題です。ただ、片方ばかりが行き来していると、行く側の負担は少しずつたまっていきます。交通費をどう分けるか、交代で行くか、ときどき中間の街で会うか。どれがいいかは二人の事情しだいで、決まった正解はありません。話題にしていいもの、と思えるだけでも気持ちは違ってきます。

寂しさの裏返しは、少し分かりにくいかもしれません。会いたいのに会えない。その気持ちが強いほど、電話で声だけ聞くのがつらくなって、「めんどくさい」という形で出てくることがあります。この場合は電話を減らすより、次に会う日をはっきりさせたほうが楽になる人もいます。

先が見えない重さは、連絡の形を変えても消えません。ここはあとの章で扱います。

自分の「めんどくさい」がどれに近いか、スマホのメモに一行だけ書いておくと、相手に伝えるときの言葉を選びやすくなります。いくつも当てはまるなら、いちばん重いものを一つだけ。

連絡と会い方の形を変える。伝え方の文例

昼休み、会社の休憩スペースで「最近ちょっと疲れてて」と打ちかけて、指が止まる。この一言だけ送ったら、彼は心配するか、気にして黙りこむか。どちらも望んでいない。

形を変えたいときは、何が負担なのかと、代わりにどうしたいのかをセットで伝えます。「電話がしんどい」だけだと、相手は自分が拒まれたように受け取りやすい。「こうしたい」が一緒にあれば、それは相談になります。

毎日の電話を、週末にまとめたいとき。

毎日の電話、楽しいんだけど、最近は寝る時間が削れてて朝がきつくなってきた。平日はLINEにして、週末にゆっくり話すのはどうかな?そのほうが私も落ち着いて話せる気がする。

LINEの返事を急がなくていい約束にしたいとき。

仕事中や疲れて帰った日は、すぐ返事ができなくて、そのたびに気になってた。お互い、返事は時間があるときでいいことにしない?寝る前の「おやすみ」だけは送るね。

会いに行く回数や、交代の仕方を相談したいとき。

最近、月1回の移動がちょっと体力的にきつくなってきて。これからは交代で行き来するのと、たまに中間あたりで会うのはどうかな。〇〇くんの都合も聞かせてほしい。

どの文も、理由を自分の側で言っています。「あなたの電話が長いから」ではなく「私の朝がきついから」。責める言い方を避けると、相手も「じゃあどうしようか」と一緒に考えやすくなります。

送るタイミングも選びたいところです。疲れて帰った夜に長文を送ると、文面に疲れがにじみます。下書きに入れておいて、休みの日の昼、気持ちに余裕のあるときに送るくらいでちょうどいい。電話で直接言えそうなら、もちろんそれでもかまいません。

電話は週に何回、LINEは一日何往復、という「目安」もよく見かけます。けれど、二人の生活時間も、連絡が好きな度合いも違う。数字は、二人が無理なく続けられるところで決めればいいものです。

相手が「ちょっと寂しい」と返してきたら、それも自然な反応です。減らすのは連絡の量で、気持ちではない。そう一言添えるだけで、受け取られ方はだいぶ変わります。

いつまで遠距離か、話してみる

友人の結婚式の帰り道、「で、遠距離っていつまでなの?」と聞かれて、何も答えられなかった。家に着いてからも、その一言がずっと残っている。

連絡の形を変えても重さが残るなら、その正体は「先が見えないこと」かもしれません。終わりの決まっていない遠距離は、ゴールの見えないマラソンに似ています。一歩ずつは小さくても、どこまで走ればいいのか分からないと、足は重くなる。

この話は、いきなり「この先どうするの?」と聞くと重く聞こえます。切り出すなら、たとえばこんな形です。

最近ふと思ったんだけど、私たちの遠距離って、いつごろまでって考えてる?いますぐ何か決めたいわけじゃなくて、〇〇くんがどう思ってるか知りたくて。

もう少し具体的に話せそうなら、「どちらかが動くとしたら」を話題にする方法もあります。

〇〇くんの今の勤務地って、だいたい何年くらいの予定なんだっけ。その先のこと、少しずつ話せたらうれしいな。

転職や引っ越し、結婚を、この話し合いで決める必要はありません。 話すのは、お互いがどう考えているかを知るところまで。相手が「まだ分からない」と答えたら、それも一つの答えです。次にいつこの話をするかだけ決めておけば十分で、「いつか話そう」と言えた時点で、先の見えなさは少し軽くなります。

一方で、この話をしようとするたびに責められる、怒鳴られる、何日も無視される、ということが繰り返されるなら、話は別です。それは遠距離の問題ではなく、話し合いそのものが成り立っていない状態。そういう関係が続いて苦しいときの見方と相談先は、謝っても彼が許してくれないとき の「『何をしても許さない』が続くときに見ておくこと」の章にまとめています。

形を変えても気持ちが戻らないとき

電話を週末だけにして1か月。楽になったはずなのに、土曜の夜、電話の時間が近づくとやっぱり気が重い。

形を変えても戻らない。そう感じたら、期日を置いて自分の気持ちを見ます。「次に会う日まで」「来月の終わりまで」のように、カレンダーに書ける日を一つ。その日までは結論を急がず、会ったときにどう感じたか、連絡がない日にどう感じたかを覚えておく。期日が来て、それでも続けたいと思えないなら、そこで決めていい。

続けないと決めたら、言葉で伝えます。連絡を少しずつ減らして自然に終わるのを待つやり方は、遠距離だと起きやすい。顔を合わせないぶん、フェードアウトしやすいからです。けれどそれをすると、相手は「付き合っているつもり」のまま取り残されます。連絡が止まった関係の確かめ方と区切り方は、自然消滅した?と思ったら に書いています。

迷いの正体が、遠距離の負担よりも「近くにもっといい人がいるかも」という気持ちなら、考える順番が少し違います。「もっといい人がいるかも」で迷うとき も合わせてどうぞ。

決めきれないまま、同じことを何週間も考え続けているとき。友人に話すと「遠距離なんてやめなよ」「好きなら続けなよ」と、どちらかの一言で終わってしまうこともあります。相手を知っている人には言いにくいこともある。そういうときは、利害関係のない第三者に話すのもひとつの方法です。

電話占いやチャット占いも、その相手になりえます。使い方は、相手の気持ちを当ててもらうことではありません。何が面倒で、何がまだ好きなのか。声や文字にして、自分の言葉にしていく。話しているうちに、決める期日を自分で置き直せることもあります。

占いの結果で、二人のこれからが決まるわけではありません。 続けるか決めるのは、最後まで自分です。

使う前に、料金と時間の上限を決めておくと安心です。1分あたりの料金や通話料の考え方は 電話占いは怖い?危ない?初めてでも後悔しない使い方と選び方 に、電話そのものがしんどいなら、文字で使えるチャット占いの注意点を チャット占いは安全? にまとめています。そもそも占いに行くかどうかで迷っているなら、占いに行くべきか迷ったら から読むと決めやすくなります。

占いのサイトや占い師から、鑑定料とは別の有料サービスを勧められることもあります。応じる必要はありません。その場で決めずに切り上げて、困ったら消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。

よくある質問

付き合ってすぐに遠距離になった。続けられるか不安

付き合ってすぐの遠距離は、二人の連絡のペースがまだできていない状態です。最初に決めておくと楽なのは、次に会う日を一つと、連絡をどのくらいの頻度にしたいか。始めの勢いで毎晩電話していると、それが基準になって、あとで減らしたいときに言い出しにくくなります。最初から、無理なく続けられる形を二人で探しておくほうが長持ちしやすいかもしれません。

相手から「遠距離めんどくさい」と言われた

言われた側にとっては、胸に刺さる一言です。ただ、本文の表のとおり、面倒の中身はいくつかあります。責める前に、何が面倒なのかを聞く1通を送ってみる手があります。

遠距離めんどくさいって言ってたの、ちょっと気になってて。電話とか会いに行くこととか、何がしんどいのか聞かせてもらえたら、一緒に形を変えられるかもしれない。

答えが連絡や移動なら、形を変える相談に進めます。答えが返ってこない、または「全部」と言われたなら、遠距離の終わりの話をする時期なのかもしれません。

遠距離で寂しすぎて別れたい

寂しさと面倒は、裏表になっていることがあります。寂しさが限界の夜に出した結論は、翌朝には揺れていることも少なくありません。会えない日の過ごし方を一つ決めておく(平日の夜に友人との予定を入れる、習い事の日をつくる)と、寂しさだけで決めずに済みます。それでも寂しさが続くなら、本文の「いつまで遠距離か」の話に進む合図です。先回りして悪い想像ばかりしてしまうときは、取り越し苦労をやめたい人へ も読んでみてください。遠距離になる前から、寂しさで付き合い始めて気持ちが育っていないと感じているなら、寂しさで付き合った人と別れたいとき のほうが近いかもしれません。

遠距離の相手の浮気が心配で、連絡をやめられない

連絡が来れば少し安心しても、次の連絡までの間にまた不安になる。その繰り返しで、連絡を減らせなくなることがあります。位置情報を確かめる、SNSを何度も見に行く、共通の友人に様子を聞く、といった確かめる行動は、安心より消耗のほうが大きくなりがちです。気になる具体的な出来事があるなら、それだけを一度、落ち着いて聞く。はっきりした出来事がないのに不安が止まらないなら、取り越し苦労をやめたい人へ の「頭の中の心配を、紙の上に出す」章が役に立ちます。


今夜も電話の時間が来たら、出る前に一つだけ、今日は何が重いのかを思い浮かべてみる。連絡なのか、移動なのか、会えない寂しさなのか。名前がつくと、次に相手に言う言葉も見つかりやすくなります。


この記事を書いた人: asqme 編集部(運営者情報・編集方針)

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