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「この人とは、言葉にしなくても通じ合っている気がする」。そう感じる相手がいるのはうれしいことです。なのに帰り道、ふと「私の思い込みかも」と不安になる。
心が繋がっている(心が通じ合っている)とは、言葉にしなくても相手の気持ちをある程度くみ取れる状態のことです。お互いに「この人の前では無理をしなくていい」と感じています。恋愛感情とは別で、友人や仕事の相手との間にも生まれます。
そういう男女には、沈黙が苦にならず、小さな変化に気づき合う様子がよく見られます。ただ、同じ感覚を片方だけが持っていることもあります。気持ちを推し量るより、相手の行動がこちらに返ってきているかで確かめるほうが確実です。
「心が繋がっている」はどんな状態か
「心が通じ合う」「心で繋がる」「精神的な繋がりがある」。言い方は違っても、指しているのは同じ状態です。
肝心なのは「お互いに」のところ。片方だけが相手をよく分かっているなら、それは「詳しい」に近い。心が繋がっている関係では、相手もこちらを気にかけていて、それが態度ににじみます。
恋愛だけの話でもありません。恋愛なら、一緒にいたい気持ちに安心感が重なります。友情なら気楽さが中心で、半年会わなくてもすぐ元に戻れる。仕事の相手なら、判断を疑わずに任せられる信頼として表れます。いまの感覚がどれに近いかを分けると、相手の気持ちも読みやすくなります。
男性も同じように繋がりを感じているのか、と気になる人もいます。感じ方や表し方は、性別より個人差のほうが大きいと考えるのが自然です。言葉にはせず、困ったときに手を貸したり予定を合わせたりと、行動で示す人もいます。
心の繋がり(精神的な繋がり)と恋愛感情・体の関係の違い
心の繋がりは、精神的な繋がりとも言われます。安心して本音を出せて、相手を信頼できるという感覚です。それだけでは恋愛感情とは言えません。恋愛感情には、もっと会いたい、ほかの人に取られたくないといった気持ちが加わります。体の関係は、そのどちらとも別に起こりえます。
この三つは重なることもあれば、ばらばらにあることもあります。体の関係があっても心は離れている男女もいれば、体の関係はなくても深く通じ合っている男女もいる。心が繋がっていると感じても、それが恋愛かどうかはまだ分かりません。
迷いやすいのは、友人としての繋がりとの見分けです。友情なら、2人きりでも大勢でいても相手の態度はあまり変わりません。こちらの恋愛の話も穏やかに聞いてくれます。
一方で、2人の時間をわざわざ作ろうとする。ほかの異性の話をすると少し反応が変わる。髪型や服の変化に気づいて口にする。こうした様子があるなら、相手も友情より少し先の気持ちを持っている可能性はあります。ただ、もともと人との距離が近い人や、誰にでも細かく気を配れる人もいます。これだけでは決められません。
相手の気持ちより先に、自分の気持ちを分けてみるのも手です。相手に恋人ができたと想像したとき、素直に「よかったね」と言えるか、胸がざわつくか。それが分かっていると、このあとどう動くかを決めやすくなります。

心が繋がっている男女に見られること

当てはまる数を数えるより、同じことが相手からも返ってきているかを見てください。
いちばん分かりやすいのは沈黙です。帰りの電車で並んで座り、しばらく黙っていても居心地が悪くならない。会話が途切れても、焦って話題を探さずに済みます。
小さな変化にも気づき合います。声のトーンや返信の速さが少し違うだけで、「今日ちょっと元気ない?」と聞かれる。こちらが何か言う前に、です。
前に話したことを覚えているのも、よくある様子です。「この前言ってた面接、どうだった?」の一言は、話をちゃんと聞いていないと出てきません。連絡が少なくても不安にならず、数日ぶりのLINEでも前回の続きのように話せます。
ぶつかったあとに戻れるかどうかも見ておきたいところです。言い合いになった翌日、どちらからともなく「昨日はごめん」と言える。意見が違っても「そういう考え方もあるね」で終われるなら、どちらかが我慢し続ける形にはなりません。
弱いところを見せられること、そして正直さ。仕事でうまくいかなかった日に、真っ先に話したくなるのがこの人。遅れそうなときは、言われる前に連絡が来る。小さな嘘や言い訳が少ない関係ほど、本音も言いやすくなります。
「ちょうど連絡しようと思ってた」が重なる、というのもよく挙がります。ただ、これは生活リズムが似ているだけでも起きます。これ1つで決めつけないほうが無難です。
付き合う前・職場・恋人では、見え方が変わる

付き合う前
付き合う前は、2人で話すと時間を忘れるかどうかが一つの目安です。気づいたら閉店まで居座っていた。ほかの人には言っていなさそうな悩みを相談される。誘いを断るときに「その日がダメなら来週は?」と代わりの日を出してくれる。別れ際に、次に会う話が自然に出る。こうした様子があれば、相手もこちらとの時間を気にかけている可能性はあります。
それでも、関係の名前はどちらかが一歩踏み出さないと変わりません。心が繋がっているのに付き合えない、という悩みも珍しくない。今の関係を壊したくない、恋愛に向き合う余裕が今はない、繋がりを友情として受けとっている。理由は人それぞれです。気になるなら、相手に負担をかけない形で少しずつ気持ちを伝える道もあります。
「この人でいいのかな」と迷うときの考え方は、「もっといい人がいるかも」で迷うときにまとめています。
職場
職場では、こんな変化が手がかりになります。
- 休日や家族、趣味など、仕事以外の話が少しずつ増える
- 困ったときに、真っ先に声をかけられる
- 自分のミスを、さりげなくフォローしてくれる
- 忙しい時期にも「大丈夫?」と気にかけてくれる
ただ、職場の親切は仕事上の信頼から来ていることもよくあります。ここがいちばん見誤りやすいところです。
気をつけたいのは、相手が既婚者の場合や、上司と部下のように立場に差がある場合です。好意のつもりの言動が、相手の負担やハラスメントになることもあります。 無理に距離を詰めないことが、結局はお互いを守ります。
相手が異動することになったときは、好きな人が異動するとき が近い内容です。最終日の一言や、異動後に連絡するかどうかの目安をまとめています。
恋人・夫婦
付き合いが長くなると、繋がりは「ドキドキ」より「安心」の形で出てきます。取り繕わずに素の自分でいられる。将来の話が自然に出る。「ありがとう」「ごめんね」を言葉にし合える。刺激が減ったことを、繋がりが弱くなったサインと決めつけなくて大丈夫です。
遠距離や会えない時期があっても、繋がりは続きます。見るのは頻度より中身で、近況を気にかけ合っているか、話したいときに話せるか。距離があると誤解も生まれやすいので、気になることは早めに言葉にしておくと安心です。
「私だけかも」と思ったときは
日曜の夜に送ったLINEに、翌日の昼「了解」とだけ返ってくる。「通じ合っていると思っていたのは私だけ?」と不安になるのは自然なことです。心の繋がりは目に見えないぶん、片方の気持ちだけが大きくなることもあります。
一方通行のときは、連絡や誘いがいつも自分からです。相手の話は聞くのに、自分の話は聞かれない。2人きりになるのを、さりげなく避けられる。相談はされても、困ったときには頼れない。返信が来ても、話が広がりません。
心が繋がっているときは、その逆が起きます。相手から連絡や誘いが来ることもあり、お互いに近況を聞く。2人で話す時間を相手も作ろうとし、頼ったときには応えてくれる。返信にも質問や続きの話題があります。
一方通行のほうが多くても、嫌われているとは限りません。忙しい時期だったり、人との距離のとり方が控えめな人だったりもします。迷ったら、気持ちではなく行動のほうを信じる。それで十分です。
相手に負担をかけずに確かめる

確かめるといっても、大がかりなことは要りません。
軽い頼みごとや相談は、いちばん自然な入り口です。「おすすめの本を教えて」「この件、どう思う?」くらいで十分。関心のある相手なら、数日後に「あれ、どうなった?」と聞いてきます。
前に聞いた話を、次の会話で触れるのも手です。「そういえば、この前話してた引っ越し、決まった?」。うれしそうに話してくれるか、相手もこちらの話を覚えているか。関心がお互いに向いているかが見えます。
反対に、やらないほうがいいのが「試し行為」です。わざと他の異性の話をして嫉妬させる、急に既読無視をする、共通の友人に気持ちを探らせる。どれも相手を不安にさせ、信頼を削ります。相手の本心を知りたいなら、相手が安心して本心を出せるやり方のほうが、遠回りに見えて近道です。
繋がりを育てるのは、特別なイベントより毎日の小さなことです。ゴミを出してくれた、代わりに電話をかけてくれた。当たり前になったことほど「ありがとう」を口に出す。相手の話は、途中で口をはさまず最後まで聞く。助言より、共感が欲しい日もあります。
心の繋がりを大事にする人ほど、相手に合わせすぎて疲れてしまうことがあります。自分が無理をしていないかも見ておきたいところです。自分の軸を持ったまま人と向き合う考え方は、生き様がかっこいい女性の特徴の記事にまとめています。
それでも相手の気持ちが分からなくて苦しいとき
サインを確かめても、相手の気持ちがはっきりしないことはあります。夜、布団に入ってから同じ場面を何度も思い返してしまう。ひとりで考え続けると、想像は悪いほうへふくらみがちです。まだ起きていないことを心配しすぎるときは、取り越し苦労をやめたいときの考え方も役に立つかもしれません。
喧嘩をして離れてしまった相手のことなら、喧嘩別れのあと、連絡する前に決めること も参考になります。
気持ちを整理するには、誰かに話すのが早道です。身近な友人や家族は具体的な意見をくれる反面、共通の知り合いがいると話しにくいこともある。利害関係のない第三者のほうが、本音を言いやすい場合もあります。話す相手の選び方は相談先の選び方に。
その第三者として、電話占いやチャット占いを使う人もいます。相手の気持ちの答え合わせではなく、話を聞いてもらいながら自分の気持ちを整理する使い方です。結果で相手の気持ちを決めてしまいたい人には、正直おすすめしません。どちらも有料で、話した時間や送ったメッセージの量に応じて料金がかかります。占いの結果が当たるとは限らず、相手の本当の気持ちが分かるものでもありません。
使う前に知っておきたいこと
国民生活センターによると、占いサイト等に関する相談は全国の消費生活センター等に年間1,000件以上寄せられています。年度別では2016年度1,490件、2017年度1,406件、2018年度1,430件、2019年度1,837件です。トラブルの8割は女性とされています(2020年11月26日公表)。
同じ資料では、次の4点がアドバイスとして挙げられています。無料でも氏名や生年月日、メールアドレスなどの個人情報を安易に入力しない。届いたメッセージに安易に返信しない。占い師の言葉を真に受けてやりとりを続けない。トラブルに遭ったと感じたら消費生活センター等(消費者ホットライン188)に相談する。
この資料が主に扱っているのは、メッセージのやり取りで課金が続く「占いサイト」のトラブルです。電話占いやチャット占いも、使うほど料金が増えていく点は同じ。申し込む前に、公式サイトで次の点を見ておくと安心です。
- 1分(または1通)あたりの料金と、鑑定料とは別に通話料がかかるかどうか(料金表)
- 初回特典の条件(対象・有効期限・特典を超えた分の料金)
- 運営会社名と連絡先(「特定商取引法に基づく表記」のページ)
- 退会の方法と、購入済みポイントの扱い(利用規約)
使う金額の上限と時間も、先に決めておきます。電話占いが初めてなら、料金や注意点を先にまとめた 電話占いは怖い?危ない?初めてでも後悔しない使い方 を読んでからでも遅くありません。
眠れない・食べられない日が続くほどつらいときは、占いではなく専門の窓口に相談してください。お金や暴力などの深刻な問題が絡むときも同じです。悩みの電話相談は厚生労働省「まもろうよ こころ」、契約や料金のトラブルは消費者ホットライン「188」が窓口です。
返事を待つ時間は、長く感じます。そのあいだに一度だけ、自分がこの人の前で無理をしていないかを確かめておく。そちらの答えなら、今夜のうちに自分で出せます。







